9月30日(水)
昨夜も早く寝たにもかかわらず涼しいせいかぐっすり眠れ、ゆっくり起床
そして、四季亭の朝風呂、朝飯
10時過ぎにチェックアウト
バス停近くで久し振りに岩手山を望んで盛岡市内へ
市内を少しブラブラして、ネットで探した大沢川原町の蕎麦屋「やまや」へ
お腹は空いてなかったが、混雑を避けて12時前に行ったものの3組待ち
定番のにしんと数の子の煮物とビール
そして、待望のそば
そばは”挽き包み””さらしな””だったん”の3種
挽き包みとさらしなを食したが、挽き包みそばの方が歯ごたえがあって美味かった
ここの店は価格が安いこと、それと女性の一人客が多いのに驚いた
盛岡駅まで散歩がてら歩いて戻り、新青森、弘前経由で3泊目の大鰐温泉に向かった
宿は「星野リゾート 界 津軽」
ここはマスコミでも取り上げられる人気の宿らしく宿泊客も大勢で、大鰐温泉駅からの送迎車も3台では足りず、地元のタクシー3台も借り上げる有様
この宿の特徴は、施設が豪華であること、料理がいいこと、そして何よりも若い従業員が多く顧客対応が素晴らしい
チェックインの後、風呂に行ったがここで思わぬことが起きた
風呂は檜作りであまり大きくなく、湯船にはこの時期4人が入ればいっぱいという程度の大きさ
自分が入ろうとして一歩湯船に足を入れた瞬間、滑って湯船に体ごと横転
頭から湯船の中にもんどりうって沈んでしまった
湯船には3人の方が入っており、皆さん大丈夫ですかと気遣ってくれた
幸いにして右におられた紳士にぶつからずに済んだが、ぶつかっていたら大変だった。
また、私自身も横転した際にどこにもぶつからずに湯船に倒れて起き上がれたからよかったものの、湯船の淵に頭でも打っていたら大変だったと思う
私にはこれに関して嫌な思い出がある
3年半前に友人と2人で同じ東北の雪深い温泉に行った際、帰る日の早朝にその友人が一人で朝風呂に行って何かの理由で転倒し、誰もいない風呂の湯船で浮いているところを発見されて死亡したことがあった
彼が何で倒れたかは不明のままだが、私は多分彼は心筋梗塞のような病的なもので倒れたか、今回の私のように滑って転んで頭でも打って倒れ意識を失ったかのどちらかだと思っている。
私が転んだ今回の件は、例え頭でも打って意識を失っても一緒に入浴されていた人がおられたから、彼と同じようにはなっていなかったかも知れないと思うがぞっとする
実はあの事故以来、一人で入浴することをなるべく避けていた事実もある
今回の転倒も、加齢による集中力の低下が大きな原因の一つであると思う
今後も気を付けなくてはならない重要な点であることを再認識することになった
話を変えて、女房期待の晩飯
食事はどの料理も素材もよく、手の込んだ調理でさすがだった
女房も大満足のようであった
この宿に注文をつけるとすると、風呂に関して一言
大鰐温泉に建つホテルとしては客は当然温泉を期待するが、これだけの規模のホテルにしては湯船も含めた風呂全体が小さく、露天風呂もないのは寂しい。
というよりはむしろがっかりである。
立地環境を考えなければ、「星野リゾート 東京」と言われてもいいみたいな感じがする。
この感想は、宿にも申し上げるつもりだ
食事のあとは津軽三味線の生演奏を見て寝た
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