8月29日(日)
アフガニスタン情勢の急変に伴って、邦人などを国外退去させるために自衛隊機が派遣されていたが、その作戦は事実上終了したようだ

自衛隊機は派遣されて以来、日本人1人とアフガン人十数人を輸送したようだ
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しかし、アメリカを始めとしてイギリス、ドイツ、フランス、スペイン、デンマークなどは自国民を含め少なくても 1,000人以上の避難民を国軍機で輸送して避難させたようだ
日本がカブールに入った頃は、他国が殆ど救出作戦を終わろうとしていた頃だったということか?
日本と他国とのこの差は、何なんだろうか?
タリバンが首都カブールの大統領府に入ったのが今月15日、そして政府軍が戦闘を止めガニ大統領が国外に脱出したのも同日だ
その直後に、あのカブール空港で国外に脱出しようとする人々がアメリカ軍用機に群がったりしがみついたりする光景をテレビのニュースで見たものだ
それから数日後には民間ルートでの避難が難しくなり、他国は軍用機を派遣しだして自国民の救出作戦を始めた
ところが、日本政府が自衛隊機の派遣を決めたのが23日で、カブールの空港に入ったのは25日になってからだ
韓国軍機でさえ23日には入っていた
この25日頃には他国の救出作戦も山場を越える頃だった
だから、日本の大使館員やその家族はイギリスの軍用機ですでに避難した後だった
要は、自衛隊の能力が決して低いわけではない
有事の際の政府の意思決定プロセスが他国と比べて遅いからだ
現地に留まっている邦人に死者が出たりすれば大問題になるが、幸いにして今のところそんなことがないからいいようなもんだ
こんな緊迫した有事のことが起きれば、この国がいかに "平和ボケ” しているかがよくわかる
今日の日曜日、クムちゃんと家でまったりの一日で、そんなことを考えていた


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